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水道メーターの見方完全ガイド|使用量・口径・交換期限・漏水サインまで総まとめ

水道メーターの見方完全ガイド|使用量・口径・交換期限・漏水サインまで総まとめ

この記事では次の内容をまとめています。

・水道メーターの使用量の見方

・水道メーターの口径の見方

・水道メーターの交換期限の見方



水道メーターの見方が分からない方が知っておくべきことを全てまとめました。

水道メーターの役割

水道メーターは家庭や建物の水道の使用量を計測するための機器です。

メーターにはこれまでの累積の使用量が数字で示されています。

定期的に検針を行い、検針時の数値から前回の数値を引くことで、その期間の使用量を算出し、水道料金を決定します。

また、水道メーターは「今、水道が使用されているか」も判別することができるため、漏水の有無を判断するのにも使えます。

普段はあまり目にすることのない水道メーターですが、見方を知っておくと、いざというときに役立ちます。

水道メーターはどこにある?

この章では建物別に水道メーターが設置されている場所をご紹介します。

戸建て

一軒家の場合「量水器」「メーター」と書かれたフタ付きのボックスの中にあります。

通常、この箱は玄関近くの地面の中に埋められています。

マンション・アパート

集合住宅の場合、玄関横にある扉付きの小さなスペースの中にあるのが一般的です。

玄関内ではなく、共用廊下側に扉があります。

この中には水道だけでなくガスや電気のメーターも設置されています。

水道メーターの使用量の見方

水道メーターの見方を実際の写真を使いながら解説します。


使用量を確認するときに見るのは基本的に上部に表示された白色の数字だけです(図①)。

「白色の数字+立方メートル」が今回の「指示数」となります(この数字は累積の水道使用量を指しています)。

つまり、写真の場合、20立方メートルです。

ここから前回の指示数を引いたものが今回の水道の使用量となります。

残りの②、③、④もこれまでの水道の使用量を表すもので、②は100リットル、③は10リットル、④は1リットル単位を示しています。

つまり、厳密にはこの写真の水道メーターの指示数は「20立方メートル+823リットル」ですが、水道料金は立方メートル単位で計算されるため、②、③、④で示される数値は切り捨てとなります。

漏水の可能性があるとき

以下のような状態が見られるときは漏水している可能性があります。

・メーターボックスがいつも濡れている

・給湯器の周りが濡れている

・水洗トイレの水が少しずつ流れ続けている

・水道料金が急に増えた

漏水を放置すると

・水道料金が実際の使用量より高くなる

・壁や床が劣化する

・カビが発生する

・周りの設備が故障する

このような問題が発生するため、漏水が疑われるときは早めに対処しましょう。

漏水しているかどうかを確認する方法2ステップ

この章では漏水しているかどうかを水道メーターを用いて確認する方法をご紹介します。

蛇口を全て閉める

まず、お風呂、キッチン、洗面台など、家の中の蛇口を全て閉めます。

このとき、少しも水が出ないようにしっかり閉めるのがポイントです。

パイロットメーターの動きを確認する

水道メーターのパイロットメーターの動きを確認します。

水道メーターを見ると小さな丸いボタンのようなものがあります。

これがパイロットメーターです(図⑤)。

パイロットメーターは水が使用されている間、回り続けます。

つまり、家中の蛇口を止めているにも関わらず、パイロットメーターが動いていたら、水漏れしているということです。

漏水していたときの対処法3つ

この章では水漏れが発生したときの対処法をご紹介します。

止水栓を閉める

まず、止水栓を閉めることで応急処置をします。

止水栓は水道メーターの隣にあります。

閉めると水の供給が止まるため、水漏れによる被害が広がるのを防げます。

管理会社・オーナーに連絡する

賃貸物件に住んでいる場合、管理会社やオーナーへ連絡しましょう。

なぜなら、水漏れの原因によっては建物の管理者側にも対応してもらう必要があるからです。

また、階下漏水のように下の階にも水漏れの影響が出そうな場合に被害を最小限にできるというメリットもあります。

専門業者に連絡する

水道の工事業者に連絡しましょう。

賃貸の場合、管理会社やオーナーが手配したり、指定の業者を紹介する場合もあります。

専門の業者は床下や壁の内部など、目視では分からないところも隅々まで調べ、正確な原因を特定し、適切な修理を行います。

修理料金を節約するために自分でなんとかしようと思う方もいるかもしれませんが、専門家にお願いすることで再発防止になりますし、余計な水道料金が発生するのも防げるので、自己判断はしないようにしましょう。

水道メーターの口径の見方

この章では水道メーターの口径の見方についてご紹介します。

口径とは

口径は建物に引き込まれている水道管の直径のことです。

同時に、水道メーターの太さのことも指します。

水道メーターは水道管と直接接続しているため「水道管の直径=水道メーターの口径」となります。

口径の大きさは様々な種類があり、太ければ太いほど一度に流せる水の量は多くなります。

当社でも直径13mm、20mm、25mmなど、様々な水道メーターの製品事例があります。

口径は水の使用状況や建物の規模によって決められます。

水道メーターを購入するとき、間違った口径を選んでしまうと取り付けられないため、正しく把握する必要があります。

口径の確認方法

水道メーターを見る

水道メーターの蓋(表側)に「○mm」と記載されています。

検針票を見る

水道料金の検針表にも「口径 ○mm」という形で記載されています。

水道メーターの交換期限の見方

水道メーターは法律によって有効期限が8年と決められています。

この期間を超えて使用すると、

・正しく水道の使用量を計測できない

・水漏れ

といったリスクがあります。

また、法律違反による罰則の対象となることもあります。

有効期限は

・水道メーターの蓋の裏側に貼られたシール

・メーター本体についている玉


に記載されています。

水道メーターは誰が交換する?

まず、入居者が水道供給事業者と直接契約している場合、水道メーターの交換は事業者が行います。

一方、マンション、アパート、寮などの集合住宅の場合、オーナーが建物全体の水道料金を一括して払い、入居者に使用量に応じて個別に請求するという形をとっている場合は水道メーターの交換責任はオーナーにあります。

そのため、後者の場合、建物のオーナーは水道メーターの有効期限を把握し、余裕を持って交換する必要があります。

水道子メーターの見方

この章では水道の子メーターの見方についてご紹介します。

子メーターとは?

水道メーターには2つの種類があります。

水道事業者が設置し、料金を請求するために使用されるものは親メーターと呼ばれます。

一方で、先ほども触れましたが、建物の管理者が水道料金を一括して支払うケースで、検針・請求のために各部屋に設置されるものは子メーターと呼ばれます。

子メーターの設置・管理は建物のオーナーが行います。

水道子メーターの読み方

子メーターの造りは一般的な水道メーターと違いはありません。

そのため、今回お伝えした使用量、口径、交換期限の見方は子メーターでも使えます。

まとめ

水道メーターを見ると、水道の使用量や口径など、様々なことが分かります。

水道メーターは一軒家なら玄関近くの地面に埋め込まれたボックスの中、集合住宅では扉の隣のスペースに設置されていることが多いので、何か困ったことがあったらそこからチェックしましょう。

ただし、水漏れなど、自分だけで対応しない方が良いケースもあるため、状況に応じて水道工事業者や、建物の管理会社にも相談しましょう。

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