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ブラスト処理を必要とする業界・製品を徹底解説

ブラスト処理を必要とする業界・製品を徹底解説

この記事では次の内容をまとめています。

・ブラスト処理を必要とする業界
・ブラスト処理を必要とする製品例
・依頼する前に知っておくべきこと

 
ブラスト処理の依頼を検討している方が知っておくべきことを全てまとめました。

ブラスト処理を必要とする業界4つ 

この章ではブラスト処理を必要とする主な業界を4つご紹介します。

自動車

まず1つ目は自動車業界です。

自動車には様々な部品があり、ブラスト処理を行う会社の中には自動車部品の加工メーカーと主に取引をしているところもあります。

施工例は自動車のボディの塗装剥離やギアのスケール除去など、例を挙げるとキリがありません。

また、自動車には電子機器などの小さくデリケートなパーツも多くあります。

こうした部品に対しては精密な処理が求められます。

このように、同じ自動車部品でも、特徴や必要な処理方法が異なるので、適切な処理方法を見極められる企業に依頼することが大切です。

機械

自動車以外の様々な機械でもブラスト処理が活躍します。

例えば、切削加工後の部品のバリ取りをしたり、長く使われている機械の錆、スケール、汚れを落としたりと、ブラストが活躍する場面は様々です。

また、食品や医療品関係など、塗装ができない機械では外観の仕上げとしてブラストが使用されることもあります。

光沢が出ているように見せたり、マットな質感にしたり、模様を描いたり、文字を掘ったりと様々なバリエーションがあります。

造船

船は常に水に浸かっている部分があり、さらには長時間移動するので、特に部品の強さが求められます。

鋼板や鋼材などをブラスト処理し、塗装の密着度を高めます。

また、錆の進行を遅くする効果もあります。

ブラスト処理は船のような大型の物を陰で支えています。

建築

機械関係以外のものにもブラスト処理が使われることがあります。

その例の1つが建築です。

建物には非常用階段や外の柱など、風雨にさらされる部分があります。

こうした製品もブラスト処理によって錆びたり、摩耗したりするのを防ぎます。

建物の部品が破損すれば、使用する人の命を脅かすこともあります。

ブラスト処理は建物で人々が安全に過ごすお手伝いもしているのです。

ブラスト処理を必要とする製品例9つ 

この章ではブラスト処理を行う製品の例をいくつかご紹介します。

水道メーター・ガスメーター

弊社では水道メーターやガスメーターの研磨や洗浄を行っています。

具体的には錆、汚れ、コーティング、スケールなどを除去しています。

サンドブラストやバレル研磨などの様々な工法を用意しているので、ケースによって適切な方法をご提案します。

実際に「他の会社ではお手上げだった水道メーターにこびりついた赤錆をなんとかしてほしい」という依頼を受けたこともあります。

治具

治具をブラストで加工することもあります。

弊社で実際にあった例の1つが治具に番号を刻印するというものでした。

同じ治具がいくつかあることで作業中に混ざってしまうことが課題で、治具にそれぞれ管理番号を刻印することになったそうです。

部品は何百とありましたが、全て対応致しました。

また、弊社ではブラスト加工だけでなく、分解や組み立ても行っています。

金型

金型は内部に金属や樹脂など、様々な材料を流し込むため、材料のカスが残ります。

こうしたものをブラストで洗浄します。

複雑な形や細かい部分があっても、綺麗に取り除くことができます。

ホイールカバー

ホイールカバーの洗浄や研磨を行うこともあります。

弊社では「ホイールカバーに塗装してほしいと依頼があったが、錆つきがひどいので処理してほしい」と塗装会社の方から依頼をいただいたことがあります。

ガラス・セラミック

金属以外のガラスやセラミックといった素材にもブラスト処理を施すことができます。

文字を入れたり、溝を掘ったりと様々な加工が可能です。

鉄骨

建物を支える鉄骨はブラスト加工することで耐久性が増します。

鉄骨は錆びやすいのが難点で、錆によって耐久性が落ちてしまいます。

ブラスト加工をすれば、錆が進行するのが遅くなり、寿命を延ばすことができます。

水の上に架かる巨大な橋にもブラスト処理が施されます。

橋には数え切れないほどのパーツがあります。

渡るときに見えている部分はもちろんのこと、私たちが通る道の下にも橋を支える様々な部品があります。

風雨に晒されるため、ブラスト処理をした上で塗装し、耐久性を高くします。

タンク

様々なところで使われているタンクもブラスト処理が施されることが多いです。

例えば、製造の過程で下地処理を行ったり、古いタンクの錆や汚れを落としたりして綺麗に仕上げます。

道路

アスファルトやコンクリートなど、私たちが普段歩いている道をブラストで表面処理することがあります。

処理したあとはまるで仕上がったばかりのような美しい見た目になります。

ブラスト処理が可能な素材 

ブラスト加工は表面に投射材を直接ぶつけて行うので、様々な素材に対応できます。

処理が可能な主な素材を以下にまとめました。

・金属
・樹脂
・セラミック
・ガラス
・ゴム
・石
・木材

ブラスト処理を依頼する前に知っておくべきこと 

ブラスト処理には様々な種類があります。

例えば次のようなものです。

・サンドブラスト
・ブロワブラスト
・ショットブラスト
・ドライブラスト

種類によって得意な加工やメリット・デメリットが異なります。

そのため、加工してほしい製品に合った処理方法で依頼することが大切です。

適切なブラスト処理の種類を見極めるコツ3つ 

この章では適切なブラスト処理の種類を見極める方法をご紹介します。

業者に相談する

適切な方法を見極めるには業者に相談しましょう。

業者は様々なブラスト処理を行っているプロです。

専門知識があるのはもちろん、多くの依頼を受けているため、経験も豊富です。

実体験に基づいたアドバイスや提案をしてもらえることで、安心して依頼することができます。

依頼を考えているなら、まずは問い合わせをして、どんな製品でどんな仕上がりを求めているのかといったことを伝えましょう。

業者の施工事例を見る

会社のホームページなどで紹介されている施工事例を見るのも方法の1つです。

施工事例からは、どのような製品を扱ったか、どんな仕上がりになったかといった、様々な情報を得ることができます。

依頼したい内容と同じような施工事例があれば、どのような加工をお願いすればいいのかも見えてきます。

また、お客様の声も確認すると、どのように依頼したか、満足の行く仕上がりだったかを知ることができますよ。

テスト品の仕上がりを見る

業者によっては正式に依頼する前にテスト品を用いて仕上がりを確認することができます。

実際の仕上がりを見れば本当に処理方法が合っているのか分かるので、安心して依頼できます。

希望通りに仕上げてくれるのか不安という方は、正式に依頼する前にこうした対応をしてくれる業者に問い合わせをするのがおすすめです。

まとめ 

ブラスト処理は自動車、機械、造船、建物と幅広い業界で活躍します。

汚れを落として見栄えを良くしたり、塗装と密着しやすくして耐久性を上げたりと、様々なメリットがあります。

もし、ブラスト加工を依頼しようか迷っているなら、まずは企業に問い合わせをして、担当者に依頼内容を話し、対応が可能かどうか聞いてみましょう。

 

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